庭の木にセミの抜け殻を見つける。
根元には小さな穴が。
ここから出てきたのか?
セミの一生は地上に出てきてからの7日間がクローズアップされ、
地中の7年間と比べられその「生」が語られる。
でも、虫としては地中の7年を含めると異例の長寿ではないか?
虫には虫の、セミにはセミの自然の摂理にかなった行動がある。
それを「人間様」の行動にあてはめて語るとそれはちょっとゆがんだ解釈になりはしないか・・・
なんて、偉そうなことを考えてしまう。
歩きなれた谷戸山を行くと、
自分がその一部になったように溶け込んでる気がする。
だから、その場所を訪れた初心者と違い彼方此方に目や気が行かず、
いつの間にか思い出に浸り、
諸々のことを考えながら歩いている。
小さな変化には自然と気がつき、
美しい物にも反応し、
ファインダーをのぞいてシャッターをきってる時だけ「無」になれてる気がする。
でも、すぐに現実に。
なかなか「無」になれません。
忘却を恐れ、
過ぎゆく日々を未知のゴールにむかい淡々とカウントダウンしている毎日です。